![]()
Je m’appelle Hmm…©Love streams agnès b. Productions『わたしの名前は…』Je m’appelle Hmm…こどもは親を選べない。生まれたその瞬間から、こどもたちには決められた父親と母親の存在がある。そして、親もこどもを選べない。ただ、こどもとどのように関わっていくのか、決めることはできる。こどもに何を与えるのか、親はそれを自らの意志で選択できる。生きることの喜びか、それとも生きることの苦しみか。この映画を観ていると、その非情を痛感する。セリーヌの父親がトラック運転手のピート(ダグラス・ゴードン)だったら...と、映画を観終わってから、何度も何度もそのことを仮定してみる。反復したところで映画の筋書きが変わるわけじゃないのに。セリーヌとピートが教会を訪れるシーンがある。そこに、救いの光が見えるような気がした。ピートは神のような愛でセリーヌを包み込んだし、セリーヌはピートにとって、天使のような存在だったから。ファッションデザイナー、アニエスベーが、アニエス・トゥルブレという本名で、初めて手がけたこの映画は、10年以上前に新聞で目にした記事からインスピレーションを得たという。セリーヌのモデルとなった少女は、今どんな生活を歩んでいるのだろうか。(Mika Tanaka)監督:アニエス・トゥルブレ(アニエスべー)出演:ルー=レリア・デュメールリアック、シルビー・テステゥ、ジャック・ボナフェ2013年/126分/カラー、一部モノクロJe m’appelle Hmmm… d’Agnès Troublé avec Lou-Lélia Demerliac, Sylvie Testud, Jacques Bonnaffé; 2013, France, 126 mn
![](local/cache-vignettes/L266xH150/arton1098-728bd.jpg?1720983355)
『わたしの名前は…』Je m’appelle Hmm…
![Utilisez votre mobile pour scanner ce code barre et y télécharger le document ou le lien qrcode:http://www.franc-parler.jp/spip.php?article1098](local/cache-qrcode/qrcode-28618301d6a6048e029dd77be3d2c240.png)