『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』大きなくまのアーネストおじさんと、小さなねずみの女の子セレスティーヌ。腹ぺこのアーネストが街で食べ物を探していると、ゴミ箱の中で眠るセレスティーヌと不思議な出会いをする。音楽を愛するアーネストと絵を描くことが好きなセレスティーヌは、お互いを認め合いながら生きる居場所を見つけていく。原作はベルギー出身の絵本作家ガブリエル・バンサンの『くまのアーネストおじさん』シリーズ。水彩のタッチで描かれるアニメーションは柔らかく、とても優しい。まるで絵本の世界に入り込んだような感覚になり、子どもの頃の繊細な感情が呼び覚まされる。アーネストとセレスティーヌはもちろんのこと、店の主人や街を歩いてるキャラクターの豊かな表情も面白い。『アナと雪の女王』や『風立ちぬ』とともにアカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた話題作の日本語吹替版がついに日本公開。(スズキエイコ)監督:バンジャマン・レネール、ステファン・オビエ&ヴァンサン・パタール2012年/80分/日本語吹替版Ernest et Célestine film d’animation de Benjamin Renner, Vincent Patar et Stéphane Aubier; 2012, France, Belgique, Luxembourg, 80 mn, version doublée en japonais
『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』Ernest et Célestine