『さらば、愛の言葉よ』『勝手にしやがれ』(’59)で衝撃的な長編デビューを飾って以来、常に時代の先端に立って革新的な作品を作り続けてきた、ジャン=リュック・ゴダールの最新作。この作品は、ゴダールの初めての3D作品である。『勝手にしやがれ』で野外撮影を行い、実験的な演出・編集方法で世間を驚かせ、その後も、問題作を次々と生み出してきたゴダール。そんな彼の初の3D作品も一筋縄ではいかない、衝撃的なものである。新旧の技術を斬新に組み合わせ、遊び心たっぷりに3Dの可能性に挑んだ、ゴダールにしか撮れない3D映画となっている。「人妻と独身の男。ふたりは愛し合い、喧嘩し、一匹の犬が町と田舎を彷徨う。言葉をめぐり季節は過ぎ去り、男と女は再び出逢う。前夫が全てを台無しにし、第二のフィルムが始まるー」83歳のゴダールが、革新的な技術と圧倒的な映像で綴る、愛の物語である。監督:ジャン=リュック・ゴダール出演:エロイーズ・ゴデ、カメル・アブデリ、リシャール・シュヴァリエ、ゾエ・ブリュノー2014年/69分/フランス語他/R15+/2D上映Adieu au langage de Jean-Luc Godard avec Héloïse Godet, Kamel Abdelli, Richard Chevallier; 2014, 69 mn, R15+
『さらば、愛の言葉よ』 Adieu au langage