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フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

Rédaction du journal:
Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Shigehiro Kobayashi, Utako Kurihara, Rika S., Hikaru Taga

La francophonie au Japon
Franc-Parlerフランス語圏情報ウェブマガジン フラン・パルレ
〒169−0075新宿区高田馬場1−31−8−428
1-31-8-428 Takadanobaba, Shinjuku-ku, 169-0075 Tokyo

Tel/Fax: 03-5272-3467
E-mail:contact@franc-parler.jp
http://franc-parler.jp

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東京で上映されるフランス語圏映画Les films en français à Tokyo
投稿日 2018年1月31日
最後に更新されたのは 2020年1月17日

Ciné Switch Ginza 03-3561-0707
http://www.cineswitch.com/
Shinjuku Piccadilly 050-6861-3011
https://www.smt-cinema.com
Yebisu Garden Cinéma 0570-783-715
https://www.unitedcinemas.jp/yebisu/

1月31日(金)より

『母との約束、250通の手紙』
監督:エリック・バルビエ
出演:シャルロット・ゲンズブール、ピエール・ニネ、ディディエ・ブルトン、ジャン=ピエール・ダルッサン、キャサリン・マコーマック、フィネガン・オールドフィールド
2017年/フランス・ベルギー/フランス語・ポーランド語・スペイン語・英語/131分/R15+

https://250letters.jp

Bunkamura Le Cinéma 03-3477-9264
www.bunkamura.co.jp
Toho Cinémas Chanté 050-6868-5001

1月31日(金)より

『男と女 人生最良の日々』
監督:クロード・ルルーシュ
出演:アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン、スアド・アミドゥ、アントワーヌ・シレ、モニカ・ベルッチ
2019年/90分/カラー・モノクロ

otokotoonna.jp

Human Trust Cinéma Yurakucho 03-6259-8608
https://ttcg.jp/human_yurakucho
Shibuya Ciné Quinto 03-3477-5905
https://www.cinequinto.com
Shinjuku Piccadilly 050-6861-3011
https://www.smt-cinema.com

1月24日(金)より

『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
監督:レジス・ロワンサル
出演:ランベール・ウィルソン、オルガ・キュリレンコ、アレックス・ロウザー
2019年/フランス・ベルギー/105分

gaga.ne.jp/9honyakuka

Bunkamura Le Cinéma 03-3477-9264
https://www.bunkamura.co.jp

1月17日(金)より

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Crédits : ©2018 DIAPHANA FILMS-FRANCE 3 CINÉMA-SCOPE PICTURES

『私の知らないわたしの素顔』

  多くの学生たちの前で、文学の講義が行われている。五十代程だろうか、貫禄ある教授がイプセンを、デュラスを雄弁に語っている。彼女の名前はクレール(ジュリエット・ビノシュ)。子供は2人、本を出版するだけのキャリアもある。そんな状況とは裏腹に、クレールの心の中は孤独と悲しみでいっぱいだ。あるとき、彼女はクララという別の名前でフェイスブックのアカウントを作成する。それは、自分のもとを去りゆく恋人の消息を知るためだった……どこにでもありそうな題材、誰にもでも起こり得そうな出来事だ。それなのに、なぜこんなにも目が話せず、映画にのめり込んでしまうのだろう。「年上の女性に翻弄される若き青年」というかつての定番は、二十一世紀にはこんな形に発展していくのか?被害者と加害者が入れ替わり、誰が支配者で誰が被支配者なのか、見ていくうちにどんどんわからなくなってくる。ハラハラしながらクレールの行く末を見守っていると、どんでん返しが観客を迎えてくれる。そんなサスペンスタッチのトーンとは対照的なシーンも印象的だ。純愛の舞台裏に絶望するアレックス(フランソワ・シビル)の涙と、クレールを救おうとある場所へ車を走らせるボーマン医師(ニコール・ガルシア)の姿が切ない。(Mika Tanaka)

監督:サフィ・ネブー
出演:ジュリエット・ビノシュ、ニコール・ガルシア、フランソワ・シビル
2019年/101分/R15+

À partir du 17 janvier
Celle que vous croyez de Safy Nebbou avec Juliette Binoche, Nicole Garcia, François Civil; 2019, France, 101 mn, R15+

http://watashinosugao.com

Théatre Image Forum 03-5766-0114
www.imageforum.co.jp

1月24日(金)まで

〈アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画〉

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Crédits : ©2019 Cine Tamaris – Arte France – HBB26 – Scarlett Production – MK2 films

『アニエスによるヴァルダ』
「Inspiration(ひらめき)、Création(創造)、Partage(共有)……この3つがキーワードよ」

  この映画の主人公であり監督でもあるアニエス・ヴァルダが、舞台にあるディレクターズチェアに座りながら観客席に向かって語り出す。彼女による、彼女自身の映画のレクチャーの始まりだ。二色使いの個性的な髪、明るい紫色の服、シワだらけでありながら機敏な表情。”お茶目”や“チャーミング”という言葉はこの人のためにあるに違いない! 

「ヌーヴェル・ヴァーグの祖母」と呼ばれ、20世紀のフランス映画界の奇才であり続けたアニエス・ヴァルダ。しかしそんな名声がかすんでしまうほどに、映画の中の彼女はキラキラとした光を放っている。みずみずしい感性は老いるどころか、熟成して芳しさを増しているのだ。『5時から7時までのクレオ』がいかなる理由で誕生したのか、なぜ『ダゲール街の人々』で地元を撮影したのか、そこには現実的な切ない理由があった。数々の試練をチャンスに変えて、ヴァルダは21世紀の今なお色褪せることのない芸術を生み出した。暴力を使わず芸術で闘うスラム街の若者、ハート形のジャガイモ、伴侶を失った喪失感と共に生きる女性たち……彼女のカメラの向こうには、日常を懸命に生きる市井の人々の姿がある。「撮る対象に愛着を抱くと、その映像は平凡ではなくなる」と、映画のレクチャーの中でヴァルダは語るが、この言葉に、彼女の映画のすべてがあると感じる。彼女の温かな”愛”、感動を”共有したい”という思いがスクリーン越しに私たちの胸に飛び込んできたとき、私たちは間違いなく幸福な気持ちになれる。そして、映画は人を幸福にすることができるのだということを確信する。

『冬の旅』で主人公を演じたサンドリーヌ・ボネールが撮影当時を振り返ってヴァルダと語るときの表情が、とても爽やか。(Mika Tanaka)

監督:アニエス・ヴァルダ
2019年/119分

『ラ・ポワント・クールト』
“La pointe courte (短い岬)” は、フランス南部の地中海に面した小さな漁村。アニエス・ヴァルダの母の出身地であり、十代のヴァルダが数年間暮らした地でもある。ここを舞台に、2つの物語が展開される。1つは、静かに、そして懸命に生きる漁民たちの毎日の暮らし。そしてもう1つは、夫の故郷の村を訪れる夫婦の物語だ。映画が制作されたのは、1954年。ヌーヴェル・ヴァーグをリアルタイムで知らない人でも、この映画を見終えたとき、その時代に存在した熱い何かを感じることができるのではないだろうか。船大工の父を持つ夫が、妻を船底に案内するシーンが印象に残る。(Mika Tanaka)

監督:アニエス・ヴァルダ
編集:アラン・レネ
出演:フィリップ・ノワレ、シルヴィア・モンフォール
1954年/80分/モノクロ

『ダゲール街の人々』
アニエス・ヴァルダが暮らしていたパリ14区のダゲール通り。この映画が撮影されたのは、息子のマチューが2歳の頃だ。母親としての立場は彼女の生活圏をせばめたというより、彼女に新しい道を開かせたのかもしれない。何ということのない商店街の風景が、彼女のカメラ越しに華やかな色彩を帯びる。まるで街中が媚薬をかけられたかのように。アコーディオンの音色、奇術師、メトロノーム……さりげないモチーフに、”パリの普段使いの匂い”がぎゅっと詰まっている。(Mika Tanaka)

監督:アニエス・ヴァルダ
1975年/79分

Jusqu’au 24 janvier

Rendez-vous avec Agnès

Varda par Agnès d’Agnès Varda; 2019, 119 mn

La pointe courte d’Agnès Varda avec Philippe Noiret, Julia Montfort; 1954, France, N/B, 80 mn

Daguerrotypes d’Agnès Varda; 1975, 79 mn

www.zaziefilms.com/agnesvarda/

Bunkamura Le Cinéma 03-3477-9264
https://www.bunkamura.co.jp

1月16日(木)まで

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Crédits : © Why Not Productions

『パリの恋人たち』
「妊娠したの」。

  同棲する恋人のマリアンヌ(レティシア・カスタ)から告げられた後、アベル(ルイ・ガレル)はあっさりと別れを告げられる。お腹の子は、アベルの友人ポールの子だと言われたからだ。釈然としないアベルの気持ちを置いたまま、8年の月日が流れる。2人が再会したのは、突然死したポールの告別式だ。息子のジョセフのもとで涙をぬぐうマリアンヌを見て、アベルは未練たっぷりの自分の本心に気づくが……原題は”L’homme fidèle”(誠実な男)。いったい誰を愛しているのか、いや愛しているのは男よりも自由なのか、つかみどころのないマリアンヌ。少女の頃からアベルに恋い焦がれ、チャンスの到来を逃さないポールの妹、エヴ(リリー=ローズ・デップ)。誠実とバカ正直の微妙な境目で揺れるアベルが、まるで道化師に見えてくる。「バスター・キートンをイメージした」というルイ・ガレル(監督・主演)の言葉にうなずいてしまう。そして何より、この映画の影の主役ともいえる、ジョセフ。父と母を同時に失ってしまうかもしれない危機感を、自分の知恵で解決しようとする姿がいじらしい。パリの男女にとって恋愛ぬきの人生は考えられないと言われるけれど、パリの子供にとって、親のいない人生は考えられない。そう、世界中のどの子供たちとも同じように。(Mika Tanaka)

監督:ルイ・ガレル
出演:ルイ・ガレル、レティシア・カスタ、リリー=ローズ・デップ
2018年/75分/PG12

Jusqu’au 16 janvier

L’homme fidèle de Louis Garrel avec Louis Garrel, Laetitia Casta, Lily-Rose Depp; 2018, 75 mn, PG12

http://senlis.co.jp/parikoi

上映中

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Crédits : ©CG CINEMA / ARTE FRANCE CINEMA / VORTEX SUTRA / PLAYTIME

『冬時間のパリ』

  作家と編集者が話をしている。ツイッターのコメントに対して批判的な発言をする作家に対し、編集者はこう答える。短い名文句をひたすら繰り返すところは、アンシャン・レジームの頃と同じ。フランス的ではないかと。
  作家はレオナール(ヴァンサン・マケーニュ)、そして編集長はアラン(ギヨーム・カネ)。妻以外の女性との間に秘密がある。レオナールの妻はヴァレリー(ノラ・ハムザウィ)。政治家の秘書として経済的に夫を支える。アランの妻はセレナ(ジュリエット・ビノシュ)、人気テレビドラマシリーズに出演する女優だ。彼らには表の生活と裏の生活がある。
  映画は、電子書籍やオーディオブックの台頭で先の見えない出版業界に対する議論で散りばめられる。「装丁や販売計画に関する打ち合わせがいらなくなるから、中身を充実されることに注力できる」という発言もあれば「そのうち誰も家から出なくなって、さみしくない?」という投げかけも。映画の始まりから終わりまで飛び交うパリっ子たちの洗練された言葉の数々。だからこそ、ときおり登場人物が見せる怒り顔や泣き顔が愛おしい。取り繕わずに本気で向き合ったときの表情は、どんなに着飾ったときよりも美しいし、どんな雄弁な言葉よりも多くを語っていることを知る。イングマール・ベルイマン、ルキノ・ヴィスコンティ、ミヒャエル・ハネケ……映画の中で語られる名監督たちの映画を、合わせて観たくなる。 (Mika Tanaka)

監督:オリヴィエ・アサイヤス
出演:ジュリエット・ビノシュ、ギョーム・カネ、ヴァンサン・マケーニュ
2018年/107分

À l’écran

Doubles vies d’Olivier Assayas avec Juliette Binoche, Guillaume Canet, Vincent Macaigne; 2018, France, 107 mn

Ciné Switch Ginza 03-3561-0707
http://www.cineswitch.com/

上映中

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Crédits : © ICB - KJB PRODUCTION - APOLLO FILMS - FRANCE 3 - UMEDIA

『再会の夏』

まっすぐで忠実であること。それは、正しく美しいことだ。しかし、それは戦場の中にあっても美しいものなのだろうか?

  映画は、黒い犬が暑さの中でひたすら吠え続けるシーンから始まる。犬はなぜ吠えるのか、人々にはわからない。わかっているのは、その犬が留置所の飼い主に向かって吠えているということだけだ。飼い主とは、第一次世界大戦の武功でレジオンドヌール勲章を授かったジャック・モルラック(ニコラ・デュヴォシェル)。英雄であったはずの彼がなぜ大戦直後に収監されたのか?判事であるランティエ少佐(フランソワ・クリュゼ)は、事情聴取のため、独房のジャックを訪れる。心を閉ざしていたジャックだが、やがて少佐に心を許し戦場での出来事を語り出す。彼が戦場に犬を連れて行ったこと、敵軍だったブルガリア軍との和解を試みたこと、そのときに犬がどんな行動を取ったのか、そしてどんな結果となったのか……ジャックの心が壊れた理由は、少佐が思っている以上に複雑だった。少佐は、ジャックの恋人、ヴァランティーヌ(ソフィー・ヴェルベーク)の存在にたどり着く。彼女は3歳の子供と共に、彼が帰ってくるのを待ち続けているのだ。
  戦争は悲しい。愛する者同士の心のすれ違いもまた、悲しい。しかし、2つの悲しさの間には大きな違いがある。戦争で失った命を取り戻すことはできないが、生きてさえいればすれ違ってしまったお互いの心をたぐりよせることはできる。そう、生きてさえいれば。
  この映画がフランスで公開された2018年は、ちょうど第一次世界大戦終結100年にあたる年だった。(Mika Tanaka)

監督:ジャン・ベッケル
出演:フランソワ・クリュゼ、ニコラ・デュヴォシェル、ソフィー・ヴェルベーク
2018年/フランス・ベルギー/83分

À l’écran

Le collier rouge de Jean Becker avec François Cluzet, Nicolas Duvauchelle, Sophie Verbeeck; 2018, France, Belgique, 83 mn
www.saikai-natsu.com

Kadokawa Cinéma Yurakucho 03-6268-0015
http://www.kadokawa-cinema.jp/yurakucho
Yebisu Garden Cinéma 0570-783-715
https://www.unitedcinemas.jp/yebisu/

1月23日(木)まで

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Crédits : © 2017 Fechner Films - Fechner BE - SND - Groupe M6 - FINACCURATE - Auvergne-Rhone-Alpes Cinema

『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』

偏屈で寡黙な1人の男がいる。名前はシュヴァル(ジャック・ガンブラン)。郵便配達員として働く彼は、仕事中に不思議な形をした石につまずく。普通の人々には聞こえない声がシュヴァルには聞こえたのだろう。彼は道端の石を集めて小さな宮殿を創り始める。小さな王女様のための”おとぎの国の宮殿”だ。美術や建築を専門的に学んだこともない彼が、43歳で授かった娘アリスのために、33年の歳月を費やして完成させた遊び場は、幅26メートル、高さ10メートルの大きさだった。
  フランス南東部の小さな村、オートリーヴに実在する”シュヴァルの理想宮(Palais idéal du facteur Cheval)”は、フランス政府指定の重要建造物で、ピカソやアンドレ・ブルトン等、多くの人に賞賛されてきた。映画では実物が撮影に使われ、建造中のシーンは未完成となる部分をCGで少しずつ消すという緻密な作業がなされた。美しいものがどのような過程を経て生まれるのか、奇跡がどのように起こるのか、この映画はドキュメンタリーのように、淡々と映し出す。そして気づかされる。美は、そして奇跡は”愛”なのだと。シュヴァルの突拍子もない夢を支えた妻の不動の愛、シュヴァルが子供達に捧げた不器用な愛、美しいものを偏見なく受け入れる周囲の人々の素直な愛、愛するものを失ったときのたとえようもない喪失感……フランスがL’amourの国であること、L’amourなしでフランス映画を語ることができないことをあらためて知る。(Mika Tanaka)

監督:ニルス・タヴェルニエ
出演:ジャック・ガンブラン、レティシア・カスタ、ベルナール・ル・コク、フロランス・トマサン
2017年/105分

Jusqu’au 23 janvier

L’incroyable histoire du Facteur Cheval de Nils Tavernier Avec Jacques Gamblin, Laetitia Casta, Bernard Le Coq, Florence Thomassin; 2017, 105 mn

https://cheval-movie.com

Yebisu Garden Cinéma 0570-783-715
https://www.unitedcinemas.jp/yebisu/

1月16日(木)まで
『永遠の門 ゴッホの見た未来』

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Crédits : © Walk Home Productions LLC 2018

 
「これは絵か?」ゴッホの描いた絵を「醜い」と表現した後、聖職者がこう尋ねる。
「神は、君を苦しめるために絵を描く才能を与えたのか?」
ゴッホは答える。「神はもしかしたら時を間違えたのかもしれない。神は未来の人々のために僕を画家にしたのだろうか」と。聖職者は、まるで十字架にかけられる前のキリストを見るような視線をゴッホに投げかける。確かに、キリストもそうだった。人々に認められたのは生前ではなく、死後のことだった……自分の見た喜びを人々と分かち合いたくて、ゴッホはその一心で絵筆を取る。しかし世の中は、その情熱を正しく理解できるほどに成熟してはいなかった。
  37歳のゴッホを演じるのは、63歳のウィレム・デフォー。かつて、イエス・キリストを演じたデフォーのゴッホには、多くの苦悩と多くの孤独とともに悟りのような不思議な何かが感じられる。ゴッホが死にゆくときにつぶやく「誰も責めないでくれ」という言葉は、”アガペー”(神の愛)そのものではないだろうか。光がこぼれ落ちるような映像と叙情的なピアノ音楽が、悲しいほど美しい。
  ウィレム・デフォーの鬼気迫る演技を受け止める脇役たちも素晴らしい。聖職者役のマッツ・ミケルセンの静かな佇まいには、冷静さと温かさが同居している。エマニュエル・セニエとマチュー・アマルリックの登場シーンはわずかながら、強烈な印象を残す。ゴッホを見守る彼らのまなざしがあったからこそ、ゴッホは神々しい輝きを放っていたのだろう。(Mika Tanaka)
 
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:ウィレム・デフォー、オスカー・アイザック、マッツ・ミケルセン、ルペート・フレンド、マチュー・アマルリック
2018年/イギリス・フランス・アメリカ/111分
 
Jusqu’au 16 janvier
At Eternity’s Gate de Julian Schnabel avec Willlem Dafoe, Rupert Friend, Oscar Isaac, Mathieu Almaric, Emmanuelle Seigner; 2018, États-Unis, Royaume-Uni, France, anglais, français, 11mn
 
 

 
Shinjuku Cinéma Qualité 03-3352-5645
http://qualité.musashino-k.jp/
Uplink Kichijoji 0422-66-5042
 
上映中
 
『ポゼッション』40周年HDリマスター版
監督:アンジェイ・ズラウスキー
出演:イザベル・アジャーニ、サム・ニール、ハインツ・ベネント、マルギット・カルステンセン、ヨハンナ・ホーファー
1981年/フランス・西ドイツ/124分
 
 

 
Uplink Kichijoji 0422-66-5042
 
1月17日(金)、18日(土)
『サマーフィーリング』
 
1月17日(金)〜23日(木)
『Girl/ガール』
 
1月17日(金)〜23日(木)
『アマンダと僕』
 

 
Shimotakaido Cinéma 03-3328-1008
 
1月11日(土)〜17日(金)18:50
『去年マリエンバートで〈4Kデジタル・リマスター版〉』
監督:アラン・レネ
出演:デルフィーヌ・セイリグ
1961年/イタリア・フランス/95分
 
1月11日(土)〜17日(金)20:45
『アンナ〈デジタル・リマスター版〉』
監督:ピエール・コラルニック
出演:アンナ・カリーナ、ジャン=クロード・ブリアリ、マリアンヌ・フェイスフル
1966年/86分
 
1月25日(土)〜31日(金)12:40
『パリに見出されたピアニスト』
監督:ルドヴィック・バーナード
出演:ジュール・ベンシェトリ
2018年/フランス・ベルギー/106分
qrcode:http://www.franc-parler.jp/spip.php?article1226