フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

Rédaction du journal:
Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Mika Tanaka

La francophonie au Japon
Franc-Parlerフランス語圏情報ウェブマガジン フラン・パルレ
〒169−0075新宿区高田馬場1−31−8−428
1-31-8-428 Takadanobaba, Shinjuku-ku, 169-0075 Tokyo

Tel: 03-5272-3440
E-mail:contact@franc-parler.jp
http://franc-parler.jp

『ファルコン・レイク』 Falcon Lake
ファルコン・レイク Falcon-Lake
ファルコン・レイク Falcon-Lake
Crédits : © 2022 – CINÉFRANCE STUDIOS / 9438-1043 QUEBEC INC. / ONZECINQ / PRODUCTIONS DU CHTIMI

『ファルコン・レイク』
 
キリッとした目元とあど けなさの残る笑顔……もうすぐ14歳を迎えるバスティアン (ジョゼフ・アンジェル)は、家族でフランスからカナダ・ケベックの森を訪れる。湖の近くのコテージで夏の数日間を過ごす ために。コテージには、母の友人と娘のクロエ(サラ・モンプチ)が一緒だ。小さな弟の世話をするバスティアンが、クロエにはもど かしいほどに幼く見える。必死で背伸びをして、16歳の彼女に追いつこうと するバスティアン。それを受け止めるような、突き放すような、つかみどころのないクロエ。「湖の幽霊が怖い?」と、半ば真剣なま なざしでクロエはバスティアンをみつめる……森の静けさと湖の深さに、「思春期」という名の魔力が呼応する。目で追って「見る」 映画ではなく、五感で「感じる」映画と言おうか。ロケ地は、シャルロット・ル・ボン監督がよく知るモントリオール北西の ローランティッド。原作となったバスティアン・ヴィヴェスのBD(バンド・デシネ)『年上のひと』では、ブルターニュ海岸が舞台 となっている。両者が醸し出す空気の違いを比べてみたくなった。(Mika Tanaka)
 
原作:バスティアン・ヴィヴェス
監督・脚本:シャルロット・ル・ボン
出演:ジョセフ・アンジェル、サラ・モンプチ、モニア・ショクリ
2022年/100分/カナダ・フランス
 
Falcon Lake de Charlotte Le Bon avec Joseph Engel, Sara Montpetit, Monia Chokri, Arthur Igual; 2022, Canada, France, 100 min
 
qrcode:http://www.franc-parler.jp/spip.php?article1569