Ch.W.グルック(1714-1787)といえば、ハプスブルク王家の皇女アントワネットにクラ
ヴサンを教え、彼女が1773年にフランス王太子ルイ16世に嫁ぐ折に、姫付の音楽家としてフランスに渡った作曲家である。代表作の歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》は、1762年のウィーン版と1774年のパリ版があり、当時のヨーロッパを俯瞰する「時代の証人」ともいえる作品だが、実はここ日本でも、日本人が最初に上演した本格的な歌劇として知られる。1914年に、グルック生誕200年を記念して森鷗外が訳したことから、日本の文学史と洋楽史の両面から記憶されるべき作品なのである。
そしてグルック生誕300年となる今年、こうした背景を全てまとめあげるような舞台を企画しているのが「アンサンブル室町」である。和楽器とバロック楽器を混合編成し、演劇・舞踊・能・声明などあらゆる形の芸術とのコラボレーションを続け、昨年、サントリー芸術財団の第 13 回佐治敬三賞を受賞。
《オルフェオとエウリディーチェ》の音楽は抜粋され、夏田昌和やA.デュモンをはじめ5名の作曲家がコラボして、全体をまとめあげる。ベジャール派の振付家A.シルヴェストリンと日本舞踊の花柳美輝風が、ギリシャ神話の世界を編み直す。
2014年12月26日(金) 15時開演/19時開演
杉並公会堂小ホール
全席自由 一般 4000円 学生 2500円
お問い合わせ:
東京コンサーツ 03-3226-9755(月〜金 10:00-18:00)
http://www.tokyo-concerts.co.jp
アンサンブル室町事務局
office@ensemblemuromachi.or.jp
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アンサンブル室町第10回公演「オルフェオとエウリディーチェ」招待券を15時の回と19時の回を各回1組2名様、計2組4名様にプレゼント
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質問「Quel ensemble joue cette œuvre? 」
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