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ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉
投稿日 2016年1月26日
最後に更新されたのは 2023年5月25日

《脚付杯 ひなげし》

被せガラス、マルケットリー、手彫り、脚台熔着
1900年(1900年パリ万国博覧会出品作)
北澤美術館蔵

エミール・ガレ(1846-1904)は、花や昆虫などの自然をモチーフとした作風で知られ、ヨーロッパ19世紀末の装飾様式「アール・ヌ−ヴォ−」の立役者の一人でもある。自然の描写を通して抽象的な概念を表現することでガラスや木工家具を単なる装飾ではなく哲学的な世界観を表す芸術作品へと昇華させている。

 このようなガレの制作背景には、植物学への強い情熱があった。約3,000種を育てていた広大な庭や豊かな自然の中で、つぶさに植物を観察して論文を書き、その進化やライフサイクルにも強い関心を寄せていた。またフランス国立園芸協会などの中心的なメンバーとしても活躍しており、この筋金入りの「植物マニア」のガレだからこそ、ガラス器自体を球根や花弁の形にするような奇抜なアイディアが生まれていったのだろう。

 本展では、所蔵するオルセ−美術館でも滅多に公開されない水彩のデザイン画を実作のガラス作品と共に100年ぶりに展示するほか、植物に魅せられた一人の男がその生命や象徴性を追求した表現として、ガレの作品を紹介している。

東京都庭園美術館(本館・新館)

2016年1月16日(土)〜 4月10日(日)
休館日:第2・第4水曜日
開館時間:10:00-18:00 ※ただし、3月25日、26日、4月1日、2日、8日、9日は夜間開館のため20:00まで。
料金:一般1100円 大学生880円 中・高校生・65才以上550円 小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※その他各種料金制度あり。

お問合せ:03-5777-8600
www.teien-art-museum.ne.jp/

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質問「Quelle fleur est représentée sur la coupe?」

締め切りは2016年 2月8日(月)です。
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