ピアニスト・岡本愛子。「フランス近代音楽の魅力を伝えたい」という彼女の思いがつまった「室内楽シリーズ」は、1991年から始まり、今回で12回目となる。フランスの作曲家といえば、日本ではドビュッシーが有名だが、岡本が奏でる作品の中には、日本ではあまり知られていない作曲家たちによる「隠れた名曲」も数多くある。マニャール、ルクー、デュファイ……学校の教科書で習う機会のない作曲家たちが、彼女の演奏を通して次々とよみがえってきた。今回のテーマは、「フォーレとその周辺」。フォーレと、彼の影響を受けたナディア・ブーランジェやラヴェルの作品が存分に楽しめる。ゲストは、チェロ奏者・ダニエル・ラクロー氏と、ヴァイオリン奏者・安田真理氏。(Mika Tanaka)2016年10月27日(木) 19:00東京オペラシティリサイタルホール全自由席 一般 4500円 学生 3500円チケット予約&問い合わせ:新演奏家協会 03-3561-5012_http://www.shin-en.jp********************************************出演者プロフィールダニエル・ラクロー(チェロ) Daniel RACLOT, violoncelle1974 年パリ国立高等音楽院卒業。1976 年マリア・カナルス国際コンクールチェロ部門にて第 1 位。パリ国立管弦楽団を経て、1979 年よりフランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者として活躍中。安田 真理(ヴァイオリン) Mari YASUDA, violon1976 年パリ国立高等音楽院ヴァイオリン科及び室内楽科卒業。同校第三課程(大学院)を修了した初めての外国人となる。1993 年よりバニョレ音楽院弦楽器科主任教授を務める。■岡本 愛子(ピアノ) Aiko OKAMOTO, piano東京藝術大学を経て、パリ国立高等音楽院ピアノ科・室内楽科卒業。ミュンヘン国立音楽大学大学院修了。1981 年ボルドー音楽祭にて銀メダル受賞。2005 年に日本人として初めて、プーランクピアノ作品全曲CDを発売。『レコード芸術』誌で「特選盤」として高く評価された。1991 年より「岡本愛子室内楽 シリーズ フランス近代のサロン音楽を集めて」を開始、フランス音楽普及のため、精力的に活動している。
*******************